とうげのしょし

峠の書肆

冊数 2

紙本 2

更新 2019.10.01

ジャンル 文芸2

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ひっそり佇む、峠の本屋です。

店主「箒」が執筆した本を販売しております。

  • 『雪とストロベリー』

    峠 箒著

    峠出版発行

    文芸

    2024.02.08

    d本:158㌻ 文庫版

    紙本:160㌻ 文庫版 モノクロ

    -

    販売数 23

    レビュー 0

    データ本

    770円

    紙本

    1,056円

    クーポンコードをお持ちの方はこちら

    実験的に書き上げた六十四の小篇集。一話一話がとても短く、数分で読み切ることができる超短篇ばかり収録されているため、眠る前、移動中などの細切れ時間にも最適。厚い本が苦手な方にも読みやすくなっています。ちょっとした隙間の時間にすぐ読め、すぐ完結します。勉強の合間に。旅のお供に。 --------------------------------------- 『夢を見るパン』 『コレクター』 『棺』 『ため息のように白い』 『恋人手帳』 『奇病』 『若き昏睡の医師』 『埋葬と忘却のバラード』 『八季』 『哀愁のレプリカ』 『かなしみという名の子犬』 『ジョーカー』 『薔薇と微笑』 『アノニミティ』 『硝子羽衣』 『具象と抽象のワルツ』 『深海の死神』 『鍵盤少年』 『もっと上手に』 『げげごむぐらが』 『落書き』 『もうしません』 『ガラス瓶に閉じ込めた初恋』 『ナイフ』 『蜜蜂の幾何』 『踏み切り』 『神の模型』 『俺もそう思う』 『白』 『恋姫』 『ため息、買います』ほか

    データ本
    770円
    購入
    紙の本
    1,056円
    購入

    『雪とストロベリー』

    峠 箒著

    峠出版発行

    文芸

    -

    実験的に書き上げた六十四の小篇集。一話一話がとても短く、数分で読み切ることができる超短篇ばかり収録されているため、眠る前、移動中などの細切れ時間にも最適。厚い本が苦手な方にも読みやすくなっています。ちょっとした隙間の時間にすぐ読め、すぐ完結します。勉強の合間に。旅のお供に。

    ---------------------------------------

    『夢を見るパン』
    『コレクター』
    『棺』
    『ため息のように白い』
    『恋人手帳』
    『奇病』
    『若き昏睡の医師』
    『埋葬と忘却のバラード』
    『八季』
    『哀愁のレプリカ』
    『かなしみという名の子犬』
    『ジョーカー』
    『薔薇と微笑』
    『アノニミティ』
    『硝子羽衣』
    『具象と抽象のワルツ』
    『深海の死神』
    『鍵盤少年』
    『もっと上手に』
    『げげごむぐらが』
    『落書き』
    『もうしません』
    『ガラス瓶に閉じ込めた初恋』
    『ナイフ』
    『蜜蜂の幾何』
    『踏み切り』
    『神の模型』
    『俺もそう思う』
    『白』
    『恋姫』
    『ため息、買います』ほか

    データ本:770円

    紙本:1,056円

  • 『最後の花摘み』

    峠 箒著

    峠出版発行

    文芸

    2024.02.08

    d本:290㌻ 文庫版

    紙本:288㌻ 文庫版 モノクロ

    -

    販売数 22

    レビュー 0

    データ本

    981円

    紙本

    1,452円

    クーポンコードをお持ちの方はこちら

    端整な日本語のセンテンスを集めた一冊。どこか滑稽で童話的な、或いは不気味で物悲しく透き通った一行物語と、空想の上澄みを一滴一滴採集したアフォリズムを採録。加えて随想的な創作と詩的な思索による短文、断章を綴ったノートを再構成。一節は数行と短く内容も独立しているため、気が向いたときに開いたところをパラパラ読んでも楽しめます。 --------------------------------------- 【一行物語】 毎月どこからともなく「絶対に開けないで下さい」と書かれた小包が届き、捨てることもできないので、倉庫に小包が山積みになっている。 雪の結晶が溶けるのを忘れて、夏に置き去りになっている。 行き先を告げてから、もう十五年間タクシーに乗りつづけているのだが、いまだに目的地に辿り着く気配がない。 【アフォリズム】 消去法が貴女を消してゆく。 伝えられない想いばかりが彼女を焦燥させ、疲れた彼女は自分のために紅茶を淹れた。カーテンの向こうから午後の光が射してくるとき、彼女を使い古したすべての文脈に彼女は服従しなかった。 【最後の花摘み】 ルビをふることのできない感情ばかりが、生まれては消える。 横殴りの優しさが君の感情をあやして、願いは昨日の果てまであまねく降り注いだ。僕は封をした幸福を君に届ける準備をしながら珈琲を飲み干すと、赤いリボンを丁寧にむすんで窓の外に広がる寒空を見上げた。 あなたが素敵であればあるほど、あなたの隣に居てはいけない。 残響 / ゆらぎ / ピアノ線 / 致死量 ──本文より抜粋

    データ本
    981円
    購入
    紙の本
    1,452円
    購入

    『最後の花摘み』

    峠 箒著

    峠出版発行

    文芸

    -

    端整な日本語のセンテンスを集めた一冊。どこか滑稽で童話的な、或いは不気味で物悲しく透き通った一行物語と、空想の上澄みを一滴一滴採集したアフォリズムを採録。加えて随想的な創作と詩的な思索による短文、断章を綴ったノートを再構成。一節は数行と短く内容も独立しているため、気が向いたときに開いたところをパラパラ読んでも楽しめます。

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    【一行物語】

    毎月どこからともなく「絶対に開けないで下さい」と書かれた小包が届き、捨てることもできないので、倉庫に小包が山積みになっている。

    雪の結晶が溶けるのを忘れて、夏に置き去りになっている。

    行き先を告げてから、もう十五年間タクシーに乗りつづけているのだが、いまだに目的地に辿り着く気配がない。


    【アフォリズム】

    消去法が貴女を消してゆく。

    伝えられない想いばかりが彼女を焦燥させ、疲れた彼女は自分のために紅茶を淹れた。カーテンの向こうから午後の光が射してくるとき、彼女を使い古したすべての文脈に彼女は服従しなかった。


    【最後の花摘み】

    ルビをふることのできない感情ばかりが、生まれては消える。

    横殴りの優しさが君の感情をあやして、願いは昨日の果てまであまねく降り注いだ。僕は封をした幸福を君に届ける準備をしながら珈琲を飲み干すと、赤いリボンを丁寧にむすんで窓の外に広がる寒空を見上げた。

    あなたが素敵であればあるほど、あなたの隣に居てはいけない。

    残響 / ゆらぎ / ピアノ線 / 致死量


    ──本文より抜粋

    データ本:981円

    紙本:1,452円

店主 箒

だいたいは店先で茶を啜りながら、本を読んだり書き物をしたりして居ります。

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